>小宮山洋子厚生労働相は、20日の閣議後の記者会見で、医薬品メーカー、サノフィパスツール(東京・新宿)が承認を 申請しているポリオ(小児まひ)の単独不活化ワクチンについて、9月の定期接種に合わせて導入する方針を明らかにした。「安全性を確認して、いち早く導入を進めたい」と述べた。
>また、2つの一般財団法人が申請中の、同ワクチンを含む4種混合ワクチンについても、11月の導入を目指すとした。
>ポリオの予防接種では、生ワクチンが承認されている。生ワクチンはまれに、まひの副作用が生じる恐れがあり、安全性の高い不活化ワクチンの導入を求める声が高まっている。
>厚労省の医薬品第2部会は19日、サノフィパスツールの不活化ワクチンについて、製造販売を承認してよいとの意見をまとめ、同省が近く正式に承認する見通し。ポリオの不活化ワクチンの承認は初めてとなる。
(日本経済新聞より)
昨日、三種混合を接種して、生ポリオ接種を控えていた家庭には朗報な情報が流れました。
厚労省のデータによると、
21年度春の生ポリオの接種対象者84.1万人のうち、接種は79.1万人。
21年度秋の生ポリオの接種対象者84.1万人のうち、接種は70.2万人。
22年度春の生ポリオの接種対象者83.2万人のうち、接種は82.7万人。
22年度秋の生ポリオの接種対象者83.2万人のうち、接種は75.6万人。
23年度春の生ポリオの接種対象者82.5万人のうち、接種は69.0万人。
23年度秋の生ポリオの接種対象者82.5万人のうち、接種は62.4万人。
生ポリオに関しての報道があった為か、数字からも23年度は接種控えや自主的な不活化接種への切り替えがあった様に感じます。
まぁここまではっきり数字で出れば、不活化ポリオワクチンの早急な対応がされるべきなので、当然と言えばとうぜんなのですが・・・
12月と1月に4種混合で承認申請をしていた所より早く承認されるというのは、少しびっくりです。
(サノフィパスツールの承認申請は2月)
海外での実績はあるとはいえ、治験途中って今まで承認されてなかったんですけどねぇ。
タカをくくっていたお役所があまりの接種数字ダウンに特例措置かしら?
スタート時期も、単独不活化ポリオは9月予定で4種混合は11月予定ですし。
9月スタートに対して、ワクチン不足にならなければ良いのですが・・・。
因みに、我が家は既に不活化ポリオ2回接種済みなので、もし9月の定期接種が不活化になるなら3回目から無料になりとてもありがたい話です。
9月の定期接種スタートに期待して、続報を待ちたいと思います。
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